西江拓矢
関西空港の2階ロビーに、貨物を運ぶ際に使った廃材を再利用して作った「飛行機だんじり」が展示されている。製作したのは、日本航空(JAL)の整備士4人だ。
「コロナ禍で旅客が減り、活気を失った空港に何か明るい話題を」と発案した。地元・泉州地域の本物のだんじりを参考に設計した。秋のだんじりの季節に合わせ、仕事終わりなどを利用して約4カ月かけて仕上げた。
実物の約3分の1程度の大きさで、伝統的なだんじりの形を再現しつつ、飛行機の窓をイメージしたくりぬきや、「垂直尾翼」が付いている屋根など、細部までこだわった。旅客機をかたどったくりぬきもあちこちにある。
日本航空によると、11月末か12月初めごろまで展示を続ける。(西江拓矢)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル